今年度のちゃぶじょの新たなプロジェクト「ちゃぶじょ・チェンジ・リーダー・プログラム」がスタートしました!
参加する大学生がコミュニティ・オーガナイジングを学びながら「チェンジ・リーダー」となって自分のコミュニティで仲間を集め、性差別や性暴力をなくすための変化を起こしていく同プログラム。国内9つの大学の現役大学生が集まりました。
キャンパス内の性暴力や就活セクハラ、不十分な性教育、同世代のジェンダー意識の欠落など、参加者が抱える課題はさまざま。彼女ら彼らはこれからおよそ1年間、ちゃぶじょのトレーニング・サポートのもと、自分たちが実現したい構造的な変化(ゴール)を目指して活動していきます。

4月4日に開催したオリエンテーションは、コロナウイルスの影響で急遽オンラインに変更。学生の安全確保のため、当面の間、ミーティングや勉強会はオンラインで実施します。
当日は、自己紹介からスタート。続いて、大学生オーガナイズチームのかなこがプログラムの概要を説明しました。

最初の共同作業は「グランドルール作り」。ちゃぶじょ・チェンジ・リーダープログラムの場が、参加者にとって学びやすく、活動しやすい場になるように、自分たちでノーム(基準)を考えました。
・相手の意見を尊重する ・楽しむことを忘れない ・対話する姿勢を ・レスポンスを早くする ・否定から入らない ・話したくないことは話さない ・悩みや不安を抱えこまないようにする ・わからないことはちゃんと聞く ・個人的な話はその場に留めておく ・相手が呼んでほしいジェンダープロナウンで呼ぶ 等々
続いては、代表理事のさちこが、ちゃぶじょの基盤であるコミュニティ・オーガナイジング(以下CO)について紹介。
COにおける“リーダーシップ”とは、「学び、実践すること」。課題解決に向けて、主体的にリーダーシップをとる人々が繋がり合う「スノーフレーク・リーダーシップ」を理想としています。

レクチャーのあとは、ペアワーク演習。ZoomのBreakout rooms機能を使って、二人一組になり、コーチングを実践しました。「プログラムに参加した理由となった活動の課題や、チャレンジは何ですか?」というテーマで、自分と相手の共通の価値観を探ります。これから相手と関係構築してチームをつくるチェンジ・リーダーにとって、これはとても重要な行程です。

最後に、これから1年間の動き方についてみんなで考えました。次回、6月に行われるトレーニングまでの課題は以下の3つ。
1 仲間を集めること 2 仲間が感じている問題は何か把握すること 3 取り組む問題をより深く理解すること
誰を仲間にしたいのか。そのために誰と話さなきゃいけないのか。何を知らなければいけないのか。ゴールに向けて、まず踏み出さなければいけない一歩についてそれぞれアイデアを出してもらいました。

以上で、約7時間のオリエンテーションが終了。チェンジ・リーダーたちからは、「活動の目標、ゴールに向けての道筋がクリアになった」「モチベーションが上がった」「同じ悩みが共有できた」などの感想が寄せられました!
目指すべきゴールに向けて、自分の可能性を信じたチェンジ・リーダーたちを、ちゃぶじょは全力でサポートしていきます。1年後、彼女ら彼らの活躍でコミュニティがどのように変化するのか、私たちも期待で胸がいっぱいです!
「ちゃぶじょ・チェンジ・リーダープログラム」は、これから毎月1回以上、勉強会やワークショップを開催していきます。イベントの模様は公式noteで発信予定。ぜひチェックしてくださいね。
Written by あやな
Comments